XMの税金の算出方法と確定申告に関して
目次
XMの年間取引報告書をMT4からダウンロードしよう
確定申告に必要な書類をダウンロードします。
まず、年間取引報告書が必要な口座のMT4を起動します。
ターミナルの「口座履歴」を左クリックします。
画像の位置(大体でOK)で右クリックをします。
「期間のカスタム設定」をクリックします。
確定申告の対象期間は、「1月1日~12月31日」までの1年分が必要となります。
対象期間が間違っていると正しく確定申告が出来ないのでしっかり確認しましょう。
対象期間を設定したらOKをクリックします。
すると、口座履歴が対象期間のみの表示になります。
再度、画像の位置(大体でOK)で右クリックをします。
「レポートの保存」をクリックします。
PC上にHTMLファイル形式で保存します。
HTMLファイルをクリックすると「Tradexfin Limited」が表示されます。
これが、あなたの1年分(対象期間)の年間取引報告書になります。
「Closed P/L」が1年の確定損益が表示されます。
給与取得者は20万円を超えていると、
非給与取得者で38万円を超えていると確定申告が必要です。
確定申告が必要な場合は、所得の証明として必要になるので印刷をします。
印刷の方法は、右クリック⇒印刷でしましょう!
XMの確定申告に必要なその他の書類
確定申告をする際に年間取引報告書以外に必要な書類があります。
①源泉徴収票
会社に勤めている方で給与所得がある場合、勤務先より源泉徴収票を渡されます。
渡される時期は年末調整などが終わる、12月または1月になります。
2019年4月より、確定申告の際に添付が不要となりましたが
書類作成時には必要となりますので大事に保管してください。
②各種控除証明書
社会保険料や医療費を支払った金額によって控除される場合があります。
控除とは、ある金額から一定の金額を差し引くことを言います。
控除されると課税金額が安くなりますのでしっかり行いましょう。
個人で加入している、医療保険なども対象となります。
③経費となる領収書等
経費とは、取引する上で必要なPC代やFXに関する書籍などがあります。
これは税務署の方に経費になるかどうか確認をして上で経費として計上しましょう。
意外なものが経費対象になるのでどんな事でも聞いてみましょう。
例:利益が100万円の場合
経費なしで確定申告した場合は、100万円に対して課税されます。
経費が20万円だった場合は、利益100万円-経費20万円=80万に対して課税となります。
XMの税金の算出の仕方と確定申告
XMは国外の仮想通貨取引所であり、レバレッジをマックス888倍まで効かせることができます。そんなXMに興味をお持ちの方は少なくないと思います。
しかし、XMである程度儲けているのであれば、確定申告をして税金を支払う必要があります。「投資なら確定申告をしなくてもいい」などという事は全くありません。
そこでここでは、XMの税金の算出の仕方と確定申告に関して解説していきます。
●XMの税金の算出手段・確定申告
FX取引によって、一定以上儲けたのであれば確定申告しなければなりません。
これは日本の取引所でも国外の取引所でも一緒ですし、もちろんXMだけの話でもありません。
確定申告が必要な人とは?
「元日から大晦日の期間に得た収入から、経費を引いたもの所得として申告すること(とその制度)」を指して「確定申告」と呼びます。
雇用者側が確定申告をしてくれる場合もあるので、確定申告をしている自覚を持たない方も少なくありません(特に正社員)。
この確定申告ですが、1年の収入が38万円以上の場合は必須です。
そして、「複数の収入源がある」のであれば、どこか1点から発生する収入が20万円をオーバーするケースにおいて必須となります。
XM以外にも収入がある→XMの収入が20万円以上なら申告する
XM一本で生活している→XMの収入が38万円以上なら申告する
ということになります。
XMの確定申告の時期
「2/16~3/15の間に、前年のぶんの確定申告をする」という流れになります。
ちなみに確定申告は直近5年間のぶんまで行うことが可能ですから、これまでのXMによるトレードによる利益の申告をしていなかったというのであれば、これを機に済ませることを強く推奨します。
XMの収入の分類は「雑所得」
XMの利益は「雑」という欄で申告することになります。つまり「雑所得」ということです。
そして、「総合課税」が「雑所得」には課せられます。
総合課税の税率はこのようになっています。
•195万まで…5パーセント
•195万1円以上~330万円…10パーセント(控除金額9万7500円)
•330万1円以上~695万円…20パーセント(控除金額42万7500円)
•695万1円以上~900万円…23パーセント(控除金額63万6000円)
•900万1円以上~1800万円…33パーセント(控除金額53万6000円)
•1800万1円以上~4000万円…40パーセント(控除金額276万9000円)
•4000万1円以上~45パーセント(控除金額479万6000円)
例えば、雑所得が200万円なのであれば、
200万円×0.1(10パーセント)-9万7500円=11万2500円
が所得税となります。
国税庁のサイトで書類作成をしよう
下記から確定申告の書類作成が出来ます。
国税庁確定申告⇒https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/kakutei.htm
確定申告の損益通算の注意点
国内外の取引所を併用している方も存在するはずです。
ですが、国外の取引所(XMなど)と日本の取引所とでは、税制が違いますので気を付けましょう。
国内外の取引所を併用しているのであれば、各々違う分類で申告しなければなりません。
ごく簡単に説明すると、損益通算とは「あの利益を、この損失でカバーする」というものであり、これを利用すると節税できます。
しかし、「『国内の取引所』の利益(損失)と、『国外の取引所』の損失(利益)で、損益通算をする」のは不可能ですので覚えておきましょう。
ただし、例えば「2件の海外取引所を併用している」のであれば、それによる利益と損失を損益通算することができます(両方雑所得です)。
そういった意味では、例えば「今、XMだけを利用しているが、新たにどこかの取引所を使いたい」という場合は、海外取引所の利用登録をすると良いかもしれませんね。
XMの確定申告では税理士等のプロに頼りましょう
慣れれば少しは楽になるかもしれませんが、未経験の人が確定申告をするには案外労力がかかります。
また、「正社員であり、自分で確定申告をしたことが一切ない」という場合などは、税理士などのプロと確定申告に関して話をしてみることを推奨します。
そして確定申告をする場所等には、税理士相談所(無料)が用意されていることもあります。
また、もちろん税務署等でも相談可能ですから、自分だけで抱え込まずに色々なものを頼ることをおすすめします。
それから、確定申告を税理士に丸投げしてしまうのも良いでしょう。ただし、「丸投げする」とは言っても、各種の利益や損失などを記録しておく必要があるので気を付けてください。
また、当然税理士に作業料金を支払わなければなりませんから、XMによる利益が低いうちは推奨しません。